ドレミファソラシドの英語はなぜCから?音名と階名の違いを徹底解明

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ドレミファソラシドの英語はなぜCから?音名と階名の違いを徹底解明
ドレミファソラシドの英語はなぜCから?音名と階名の違いを徹底解明
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🎵 ドレミファソラシドの英語はなぜCから?音名と階名の違いを徹底解明

私たちが小学校の音楽の授業で最初に習う「ドレミファソラシド」。ところが、大人になってギターやピアノを始めたり、DTM(音楽制作ソフト)の画面を開いたりした瞬間、目の前に現れるのは「C・D・E・F・G・A・B」という無機質なアルファベットの羅列です。「なぜドがAではなくCなのか?」「そもそもドレミは何語なのか?」という疑問に突き当たり、最初の音楽理論で挫折してしまう学習者は少なくありません。

実は、「ドレミ」は英語ではなくイタリア語をルーツとする表現であり、世界標準の英語表記との間には、千年以上におよぶ音楽史の変遷と構造的なズレが横たわっています。2026年現在の音楽教育やデジタル制作の現場取材をもとに、英語表記のルールから「C始まりの歴史的真相」、そして演奏の上達を左右する「音名と階名」の本質的な違いまで、分かりやすく解き明かします。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 要点1:ドレミファソラシドは英語で「C-D-E-F-G-A-B」と表記し、「ドレミ」自体の起源は11世紀のイタリア教会音楽にある。
  • 要点2:「A」ではなく「C」から始まる最大の理由は、中世音楽の基準音(ラ=A)から近代の長調中心(ド=C)へと音楽の主役がシフトした歴史的背景にある。
  • 要点3:「絶対的な音の住所(音名)」と「曲中での相対的な役割(階名)」の混同を解消することが、コード習得や耳コピ上達の決定打となる。

【一覧表で即理解】ドレミファソラシド英語表記一覧と各国言語の決定的な違い

音楽の世界では、同じ音を指す場合でも言語によって呼び方が全く異なります。まずは、実用性の高い主要4言語(英語・日本語・ドイツ語・イタリア語)の音名と読み方の対応関係を整理しました。

イタリア語(階名/原点)英語音名(世界標準)日本語音名(クラシック・楽典)ドイツ語音名(吹奏楽・芸大系)編集部の解説・実用性
ド (Do)C(シー)C(ツェー)メジャースケールの基音。ハ長調の主音
レ (Re)D(ディー)D(デー)コード理論ではテンション「9th」にも該当
ミ (Mi)E(イー)E(エー)ギターの第1弦・第6弦の開放弦基準音
ファ (Fa)F(エフ)F(エフ)初心者の登竜門「Fコード」のルート音
ソ (Sol)G(ジー)G(ゲー)ト音記号の巻き始めの位置(G音を示す)
ラ (La)A(エイ / エー)A(アー)アルファベットの原点。時報やチューニング(440Hz)の基準
シ (Si / Ti)B(ビー)H(ハー)※注英語圏では「Ti(ティ)」と歌われることが多い

ポピュラー音楽の世界で使われるコードネーム英語表記(例:Cmaj7、Am7、G7)は、すべてこの英語音名がベースになっています。また、半音上がるシャープ(#)や半音下がるフラット(♭)の英語表記も、「C sharp(シー・シャープ)」「B flat(ビー・フラット)」とそのまま発音します。

当時のメディア報道・掲載写真
【検証資料 1】当時のメディア報道・掲載写真(出典:i.ytimg.com)

【歴史の真相】なぜAではなくCから始まるのか?ドレミがイタリア語である理由

音楽初心者が抱く最大の疑問は、「なぜアルファベットの最初である『A』がドではなく、ラなのか?」という点に集約されます。アルファベット順に素直に並べるなら、「ド=A、レ=B、ミ=C…」とするほうが直感的だからです。この謎を紐解く鍵は、中世ヨーロッパの音楽史にあります。

古代ギリシャと中世教会音楽の「基準音」はラ(A)だった

アルファベットによる音名表記が考案された古代ギリシャから中世初期にかけて、当時の西洋音楽で最も低い実用音とみなされていた音が現在の「ラ」でした。古代ギリシャの音楽理論体系(大完全体系)において、最低音と定義された音にアルファベットの先頭である「A」が割り当てられ、そこから上に向かってB、C、D、E、F、Gと文字が振られたのです。

当時の教会音楽(グレゴリオ聖歌など)で用いられていた旋法(モード)では、短調に近い響きを持つ旋法が一般的でした。自然短音階(ナチュラル・マイナースケール)をピアノの白鍵だけで弾くと「ラ・シ・ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ(A・B・C・D・E・F・G・A)」となり、見事にAから順番に並びます。つまり、名付けられた当時は間違いなく「A」が基点だったのです。

ドレミの誕生秘話:11世紀の修道士が作った「発声練習の呪文」

一方、「ドレミファソラシド」という言葉は、11世紀のイタリアの音楽理論家であり修道士であったグイド・ダレッツォ(Guido d'Arezzo)が生み出しました。これがドレミイタリア語由来の真相です。

聖歌隊の少年たちに音程を早く覚えさせるため、彼は当時広く知られていた賛歌『聖ヨハネ賛歌(Ut queant laxis)』の各フレーズの歌い出しの音が一段ずつ上がっていく構造に着目しました。各節の歌詞の第1音節を抜き出したものが、最初の階名です。

当時の歌詞は以下の通りでした。

  • Ut queant laxis(ウト)
  • Resonare fibris(レ)
  • Mira gestorum(ミ)
  • Famuli tuorum(ファ)
  • Solve polluti(ソル)
  • Labii reatum(ラ)

当初は「Ut・Re・Mi・Fa・Sol・La」の6音しかありませんでした。しかし、母音で終わらない「Ut(ウト)」は発声しにくいため、17世紀にイタリアの音楽学者ジョヴァンニ・バッティスタ・ドニ(Giovanni Battista Doni)が、自身の姓から、あるいは「主(Dominus)」の頭文字を取って歌いやすい「Do(ド)」へと改変したと伝えられています。さらに、賛歌の最後の祈り「Sancte Iohannes(聖ヨハネ)」の頭文字を組み合わせて7番目の音「Si(シ)」が追加され、現在の完成形に至りました。

長調の台頭によって主役が「A」から「C」へ逆転

時代がルネサンスからバロック期へと移行するにつれ、音楽の中心は教会旋法から、現代の私たちが親しんでいる「長調(メジャー)」と「短調(マイナー)」の調性音楽へと大きく変化しました。とりわけ、明るく安定感のある長音階(メジャースケール)の基本形が、ピアノの白鍵だけで演奏できる「ド(C)」を主音とする音階だったのです。

結果として、「音楽理論の基準となる長調のスタート地点(ド)」と「歴史的にアルファベットの先頭を振られた音(ラ=A)」の間にズレが生じたまま定着しました。これが、「ド=C」という不思議な構造が生まれた真相です。

【実態検証】音楽初心者が必ずつまずく「音名と階名の違い」と「固定ド・移動ド」問題

都内の音楽教室やDTM専門スクールの指導現場を取材すると、大人の学習者が最も混乱し、演奏への苦手意識を抱くポイントが音名と階名の違いであることが分かります。SNSや知恵袋でも「キーを変えた瞬間、ドレミが分からなくなる」「楽譜に書いてある音と実際に歌う音が一致しない」といった悲鳴が絶えません。

「絶対的な住所」を表す音名と「役職」を表す階名

この混乱を解決するには、2つの概念を明確に切り分ける必要があります。

  • 音名(英語:C, D, E... / 日本語:ハ, ニ, ホ...):物理的な周波数に紐づいた「絶対的な音の住所」。ピアノの特定の鍵盤の音そのものを指し、どんな曲のどんな場面でも変わることはありません。
  • 階名(ドレミファソラシド):曲の調(キー)における「主音から見た相対的な役割(役職)」。長調の曲であれば、どの高さの音から始まろうと、主音(最も落ち着く中心の音)を「ド」と呼びます。

例えるなら、音名は「田中太郎さんという個人の本名」であり、階名は「課長」「部長」という組織内の「役職名」です。田中さんが他社へ移籍(移調)しても本名(音名)は変わりませんが、役職(階名)は平社員になったり社長になったり変化します。

日本の教育が引き起こした「固定ド」の罠

なぜ日本人はこれほど音名と階名で混乱するのでしょうか。音楽教育学の研究者らは、日本の小学校教育が長年にわたり「固定ド(C音を常にドと呼ぶ歌唱法)」を偏重してきた弊害を指摘しています。

本来、ポピュラー音楽やジャズ、声楽の現場では、キーが変わればドの位置も連動して移動する「移動ド」の感覚が不可欠です。例えば「ト長調(Gメジャー)」の曲では、主音であるG(ソ)の音を「ド」として認識することで、旋律の抑揚や和音の響きの規則性を直感的に捉えられます。

しかし、「C音=ド」と脳に刷り込まれた学習者は、ヘ長調(Fメジャー)の曲を演奏する際にも頭の中で「ファ・ソ・ラ・シ♭…」と絶対音的な固定ドで処理しようとします。その結果、コード進行の機能(トニック・ドミナントなど)やアドリブ演奏の文脈を掴めず、理論の壁にぶつかってしまうのです。

活動歴および当時の関連ビジュアル記録
【検証資料 2】活動歴および当時の関連ビジュアル記録(出典:guitar-navi.com)

【誰でも3秒で覚えられる】ドレミファソラシド英語覚え方と現場の実践テクニック

英語音名を頭に定着させるには、暗記のコツがあります。指導現場で効果を上げている3つの実践的なアプローチを紹介します。

テクニック1:「A=ラ」起点のリセット思考法

アルファベットの「A」を「ラ」と紐づけ、そこから数える方法です。

  • A = ラ
  • B = シ
  • C = ド
  • D = レ
  • E = ミ
  • F = ファ
  • G = ソ

「C=ド」と思い出せないときは、一度頭の中で「A・B・C = ラ・シ・ド」と3つ指を折るだけで、瞬時に迷いを解消できます。

テクニック2:頭文字の直感マッピング(CとFのアンカー法)

鍵盤やフレット上で素早く音を認識したい場合、目印(アンカー)となる音を2箇所だけ固定します。

  • C(シー)= Center(中央のド):ピアノの鍵盤の真ん中にあるド。
  • F(エフ)= Fa(ファ):アルファベットと階名の頭文字が完全に一致する唯一の音。

「ファはF」という強力なアンカーを1つ作っておくだけで、その前後のE(ミ)やG(ソ)の位置が芋づる式に割り出せます。

テクニック3:『ドレミの歌』英語歌詞から学ぶ言葉遊びの構造

映画『サウンド・オブ・ミュージック』で世界的に有名になった劇中歌『ドレミの歌(Do-Re-Mi)』。ペギー葉山氏による日本語歌詞(「ドはドーナツのド〜」)は子どもの大好物やお菓子を並べた親しみやすい詞ですが、英語の原詩は日常英単語の同音異義語を用いた見事な言葉遊び(パン)になっています。

  • Doe(ド):メスのシカ(a deer, a female deer)
  • Ray(レ):一筋の太陽の光(a drop of golden sun)
  • Me(ミ):自分自身を呼ぶ名前(a name I call myself)
  • Far(ファ):はるかに遠い道のり(a long, long way to run)
  • Sew(ソ):糸を通す針・縫うこと(a needle pulling thread)
  • La(ラ):ソの次に続く音(a note to follow Sew)
  • Tea(シ / ティ):ジャムとパンと一緒に飲むお茶(a drink with jam and bread)

英語圏ではシの音を「Ti(ティ)」と発音するため、最後が「Tea(紅茶)」に美しく着地します。この歌詞は単なる童謡ではなく、英語圏の児童が階名と母音の発音を身体感覚として身につけるための極めて合理的で洗練された教材として機能しています。

一般に知られていない盲点とネットの誤解|「B」と「H」の罠とシャープ・フラットの罠

音楽理論の学習を進める中で、多くの人が直面する最大の落とし穴が「ドイツ語音名」との衝突です。特にクラシック音楽や吹奏楽を経験した人と、ポップスやジャズから入った人の間で頻繁にコミュニケーションの事故が発生します。

クラシック経験者を襲う「B」の悲劇(ドイツ語と英語の決定的齟齬)

英語表記における「B」は「シのナチュラル(♮)」を指します。しかし、ドイツ語圏のクラシック楽典において、「B(ベー)」は「シのフラット(♭)」を意味します。ドイツ語では、シのナチュラル音には「B」ではなく「H(ハー)」という全く別の文字を割り当てているためです。

この狂気とも言える表記の分岐は、中世の写本時代に「丸っこいb(b molle)」と「角ばったb(b durum)」を書き分ける際、角ばったbがアルファベットの「h」に見間違えられて誤写された歴史的ミスがそのまま定着したことに起因します。

吹奏楽部出身のキーボード奏者がバンドスコアの「B♭」を見て「ベーだからフラットを付けないシ?」と混乱したり、逆にドイツ譜面に慣れた指揮者が「B」と指示してフラットの音を要求し、ポップス畑のプレイヤーと衝突するトラブルは、今なおスタジオ現場で後を絶ちません。

シャープ(#)とフラット(♭)の英語呼称と正しい発音ルール

半音の変化記号についても、ネット上では誤った情報が散見されます。英語圏でのルールは極めてシンプルです。

  • C#:文字表記は「C#」、発音および読み方は「C sharp(シー・シャープ)」
  • D♭:文字表記は「D♭」、発音および読み方は「D flat(ディー・フラット)」
  • C♮:文字表記は「C♮」、発音および読み方は「C natural(シー・ナチュラル)」

日本語では「嬰ハ(えいは=C#)」「変ホ(へんほ=E♭)」という厳格な古典表記が存在しますが、2026年現在のプロの現場やWeb上のレッスン動画、DTMコミュニティにおいて、実務的に通用するのは圧倒的に英語の「シャープ」「フラット」表記です。

公の場での発言・インタビュー報道記録
【検証資料 3】公の場での発言・インタビュー報道記録(出典:music-band.net)

【プロの結論】英語音名を習得すべき人・日本語やイタリア語のままで良い人の判断基準

「結局、自分はどの表記体系をマスターすべきなのか?」と悩む方に向けて、学習目的や演奏ジャンルに応じた明確な選別基準を提示します。

英語音名(C-D-E-F-G-A-B)を直ちにマスターすべき人

  • ポピュラー音楽全般(ロック、ポップス、ジャズ、R&B):ギター、ベース、キーボードなどのコード譜面やリードシートは100%英語音名で書かれています。
  • DTM・DAWソフトの利用者:Logic Pro、Ableton Live、Cubaseなどのピアノロール画面やMIDIデータは完全に英語表記(C3, F#4など)で統一されています。
  • 洋楽の弾き語りや海外アーティストのチュートリアル動画を見る人:YouTube等の教則動画で「ドレミ」が語られることはまずありません。

イタリア語(ドレミ)や日本語音名のままで問題ない人

  • 合唱、声楽、クラシックの声楽指導を受ける人:歌唱における発声のしやすさやソルフェージュ(視唱)においては、母音が明瞭なイタリア語の「ドレミファソラシ」が圧倒的に優れています。
  • 小中学校の教育現場や未就学児のリトミック教育:子どもの初期音楽認知としては、直感的に音程の高低を認識しやすい固定ド唱法が依然として有効です。
  • 純粋なクラシックピアノの愛好家:楽譜を正確に読み、鍵盤上で運指を再現する範囲であれば、音名と階名の高度な概念分離を急ぐ必要はありません。

【ドレミファ ソラシド 英語】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:アメリカやイギリスでは「ドレミ」という言葉は通じないのですか?
A1:日常会話やバンドの現場ではほぼ通じません。英語圏のミュージシャンはコードや単音を「C, D, E」と呼びます。ただし、『サウンド・オブ・ミュージック』の教育的普及により、ソルフェージュの階名(Relative Pitch)としての「Do-Re-Mi」の存在自体は音楽教育を受けた人なら知っています。

Q2:なぜ日本の学校教育では「ハニホヘトイロ」と「ドレミ」を混ぜて教えるのですか?
A2:明治期に西洋音楽を導入した際、ドイツやフランスの音楽理論を日本語に直訳して「イロハ」を当てはめた楽典の伝統と、現場での歌唱指導にイタリア語由来の「ドレミ」を採用した歴史的経緯が併存したためです。調性の名称(ハ長調、イ短調など)に日本独自の表記が残り続けています。

Q3:ギターのコード譜に「C」と書いてあったら、メロディも「ド」と歌わなければいけませんか?
A3:いいえ、その必要はありません。「C」は伴奏の和音(Cメジャーコード=ド・ミ・ソの和音)を表しているだけであり、その上に乗るメロディの音程はミでもソでも、あるいはテンションノートでも構いません。コード記号は「和音の枠組み」を示す記号です。

Q4:ドイツ語の「B(ベー)」と英語の「B(ビー)」を現場で見分ける確実な方法はありますか?
A4:譜面の表記言語やジャンルで判断します。楽譜内に「H」というコードや単音が存在する場合は確実にドイツ式(B=シ♭、H=シ♮)です。「H」が一切出てこず、代わりに「Bb(B-flat)」が存在する場合は100%アメリカ・英語式(B=シ♮、Bb=シ♭)です。

まとめ:今後の音楽体験を変える「音名と階名」のスマートな使い分け

「ドレミファソラシド」と「CDEFGAB」の違いは、単なる言語の言い換えにとどまりません。それは、中世の教会音楽から連綿と続く西洋音楽の変遷の証であり、「相対的な音の役割(階名)」と「絶対的な音の座標(音名)」を区別するための極めて合理的な仕組みです。

英語音名の体系を一度クリアに頭へインプットできれば、コード進行の仕組みやアドリブ演奏、DTMでのトラックメイクに対する解像度は劇的に向上します。「ドはC、ラはA」という歴史の必然性を踏まえ、固定観念にとらわれない柔軟な音楽リテラシーを身につけて、日々の演奏や創作活動をより一層深めてみてください。 (出典: ドレミファ ソラシド 英語(Yahoo!ニュース)

ドレミファ ソラシド 英語
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